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映画「人生の約束」

宇多津にイオンシネマが再開して喜んでいたけれど、見たい映画がかからない。
「杉原千畝」しかり、今回の「人生の約束」しかり・・・。
月末には「あぶない刑事」を見ようと思っているのに大丈夫なのかなあ??
5月ごろ封切りになるらしい「64ロクヨン」も楽しみにしているけど・・・。
竹野内豊主演のこの「人生の約束」は番宣で見て興味が沸いた。
そんなわけで綾川まで行くことになった。

友人と二人で作り上げた会社だったが、お互いの目標の違いに気づき、親友を追放に近い形で辞職に追いこんだ中原祐馬が竹野内の役。
押しが強く自信の塊のような男だったが、ずーっと無視していたかつての親友航平からの電話がきっかけで、彼の故郷富山県新湊を訪れて彼の死を知る。
そこには航平が愛した人たちがいて、彼らが愛してやまない曳山があった。

最後まで出てこなかったけれど周囲の人々に好かれ慕われた航平とはどんな人なんだろう?
その人物像は人々の話から徐々にあらわになってくる。
彼の地元四十物(あいもの)町内の大事な曳山が隣町に渡ったと聞いた中原は、取り返してやろうと「幾らなら返してくれるか?」と隣町の町内会長に傲慢な態度でせまり、金がすべてではないと一喝され立ち尽くす衝撃的なシーン・・・。
中原の自信が砕ける。何か間違っていたのか・・・?
折しも中原の会社に強制捜査の立ち入りが入り、部下の失態を責め全ての責任を取らそうとする中原に、幹部社員たちも失望し背を向け、彼は積み上げたものすべてを失ってしまうことになる。

航平が故郷の曳山に惹きつけられたように、中原もまた気になり始め彼なりに曳山を何とかしたいと考える・・・。
騒動もあったが、町内会の話し合いで曳山は隣町と合同で曳くことになり、祭りの日を迎えようとしていた。
航平の忘れ形見の瞳との約束、最初はケンカ腰だった地元の青年たちとも交流ができ、彼らが愛したものをやっと理解し始めた中原は、航平の法被を着て祭りに参加することで人生の出直しを誓うのだ。
「失ってから初めて失ったものの大切さ大きさに気づくんだよ・・・」
これは西田敏行扮する四十物町町内会長のつぶやきなんだけどホントにそうだと思う。
辛いことに、失わないとわからないんだよねえ・・・。

突然ビートたけしが現れてビックリ!
いいところでいい役で出て来る・・・。
西田敏行はじめ柄本明もピッタリの役柄で要所を締める。
若い人たちもたくさん出ているが、中でも印象的だった瞳役の少女、何てきれいな子なんだろう、初めて見ると思ったら、国民的美少女コンテストでグランプリの子だそうだ。
映画初出演だそうで演技は幼いが伸びやかで美しく、今年きっとブレイクするのではないかと思える。
松阪桃李は歯に衣着せぬ言い方で中原を非難した実直な社員を演じた。
そしてそれが航平の去り際の頼みだったということを明かす。
「社長が間違っていると思ったら、誰も言わなくても決して遠慮せず臆せず苦言を呈してくれ」と・・・。泣かせる。
気は荒いが心優しい漁師で航平の義兄役江口洋介も、有能な秘書役優香もみんな好演だった。
何より、スマートだがエゴイストの成り上がり社長から、人の情や絆に気づく熱い男に変わる中原を演じた竹野内豊ははまり役だったと思う。
あのさわやか青年を演じた「ビーチボーイズ」はもう何年前になるのだろうか?
彼もまた中年になっていい男になったよねえ・・・。

イルミネーションに輝く東京の街は華やかだが、なぜかそれが虚像に見えそうになる。
提灯をともした夜の曳山の鮮やかさと動的な映像、対照的に静まり返った翌朝の新湊の海・・。
赤い灯台のバックに雪をかぶった美しい山々が見える。
張り詰めた空気は冷たいが人は熱い、そしてこんな高い山に囲まれた場所なんだなあ、富山県って・・・。


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