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山本兼一の世界

小雨の中、昨日図書館に歩いて行ったのになんと休館日だった。
山本兼一の本はどれも面白くてずい分読んだけど、今回のも返却日を待たずに読み終えてしまった・・・。
題名は「いっしん虎徹」、虎徹だから刀鍛冶の話かな?と思っていたら想像通りだった。
虎徹って刀の銘だと思っていたら、銘には刀鍛冶の名前をそのまま刀に刻むようだ。
確か近藤勇の刀は虎徹ではなかったのかな?
最初は甲冑作りで名をはせた長曽祢興里(ながそねおきさと)が、将軍に認められるような刀鍛冶になるまでを描いている。
鍛冶場の特殊な道具名や動作は理解できなくてその場面を想像することは難しい・・・。
貧困の中で我が子を4人とも失い、刀鍛冶の世界で台頭し始めると同業者の嫉妬に足をすくわれ、恩人を死に追い込んでしまい妻と泣き明かした日々もあった。
しかし虎徹は復活して再び刀作りに命をかけ、糟糠の妻と二人三脚でその世界で名を残すのだ・・・。

その一つ前に読んだのが「花鳥の夢」で、これは絵師の狩野永徳の生涯だった。
若い時から、師である自身の父親の技量を蔑視するほど自信家だった永徳は、多くの屏風絵・襖絵を描くが、時は信長から秀吉に権力が移った時代で、後世まで残すべき名画も、合戦の犠牲となって火中に飲まれていく。
後の長谷川等伯に出会い自分の絵に危機感を抱くのだが、それさえも自分の絵の糧として永徳は京都において名声を欲しいままにしていくのだ。
これを読んだあとは無性に絵が見たくなる。
命を込めて描いた京都市中画は残っているのか?
題名にあるような様々な花鳥画はどこにあるのだろう・・・。
目の保養をしたいとつくづく思った。

これまで読んだ山本兼一の本は、ほとんど信長の台頭から関ケ原までだったのだけど、この時代ってなんて面白い時代だったのだろう・・・。
男はみんな天下取りの夢を見られる時代だった。
作者が本を書けるはずだ。
検索してみると、山本兼一氏は57歳で病没しているそうだけど、彼の作品はまだまだあるようだ。
ちょっと浮気をしようと思ったけどやっぱり戻ろうかな・・・。
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