FC2ブログ

琅邪榜2

我が子として慈しんで育ててくれた父を助けられず、兄弟として睦みあった弟を救うことができず何の長林世子か・・・。
国境で窮地に立った父への援護と、妖の毒により死の床にある弟の命と・・・。
二つとも救うために世子平章は迷わず命を投げ出すのだ。

中国ドラマの「琅邪榜2」は前作に劣らぬおもしろさだ。
「琅邪榜1」も最後まで面白くて一気に見たのだけど、今回も最後まで見てしまったもののまだ満足できず、また最初から見直していいる。
「1」の梅長蘇の時代から30年以上経った時代設定となっている。
とにかく主人公の兄弟がかっこいい。特に弟役のリウハオラン君が可愛い・・・。
まだ二十歳だそうだが、前髪立ちの少しあどけないくらいの顔立ちが可愛すぎていっぺんでファンになってしまった。

前作とつながっているので「あ~あ」と納得できる配役だと思う。
長林王府の世子平章(へいしょう)と弟の平旌(へいせい)の兄弟が主人公で、その父親である当主庭生(ていせい)は前回の琅邪榜で梅長蘇に救われる幼いあの庭生なのだ。
「1」の色々の場面が時々フラッシュバックするし、梅長蘇など懐かしい人々も登場する。

実子でない平章を跡継ぎに選んだ庭生の目に狂いはなかった。
将来長林王として君臨するにふさわしい知力と胆力を備え実戦経験も豊富だった平章が、来るべき救援を絶たれ敗色濃い戦いの最中に敵の矢に倒れる場面から今回は始まる。
瀕死の重傷であった平章を治療するために呼ばれた医師林けい(りんけい)と、その時はお互いに悪印象を抱いた平旌との因縁の恋も、最後まで予断を許さず気になったまま最終回までもつれ込んだ。
とにかく今回のように皇帝が器のある人であっても、ドラマではたいてい皇后が影で悪いことをする。
我が息子を溺愛するあまりその他の勢力をすべて排除しようとしてしまう。
そして皇后の兄とか父親などがいつも朝廷の重鎮であるのだ。

二人の兄弟はとにかく仲がいい。
世子平章の意見を常に尊重し、とかく自由で飛び回る弟の平旌をたしなめる長林王も、二人の存在に加えて平章の妻浅雪が目に入れても痛くないはずだった。
何もなければこれ以上ない幸せな家族であったのに・・・。
それ故ねたむ者もいるし、その権力が乱用されるのを恐れたのが皇后だった。
皇后がその能力を高く買い重用した男のゆがんだ恨みのために、平旌は死の淵をさまよい平章は命を落とすことになるのだ。
そして弟は兄が命を投げ出したことによって自分が救われたということを死ぬほど悔やみ、それをほう助した林けいとも長いあいだギクシャクした関係になってしまう。
平章の死後妻残雪の妊娠がわかり、運命のむごさに泣かずにはいられなかった・・・。
そしてこのすべてを兼ね備えた平章がドラマ半ばで消えることにがっかりもした・・・。

長林王の死も悲しかったなあ。
優秀な世子を失った悔いを残したままの長林王は、まだ若い平旌一人残すことを案じていた。
平章がいたら・・・と何度も思ったことだろうが、その気持ちがひしひしと伝わり泣けた。
ドラマ後半は長林王府を継いだものの世子の名は兄のもの・・・と世子を名乗らず、最後まで長林次子と呼ばせた平旌が主人公となりドラマが展開する。
自由奔放だった平旌も立派な武将となり、国境を守る長林王府の長となっていた。
しかし一番信じるべき家臣を信じようとしなかった皇太后が幼い皇帝をたきつけ、平旌から長林の名とすべての軍事力を取り上げてしまう。
もともと自由に琅邪閣で暮らしていた平旌は、長林王府を閉じ林けいとも別れ、琅邪閣にこもって剣の腕を磨くのだった。

このまま何もないわけがない・・・。
何年か経ち金陵の都では平旌の友であり、いとこでもある元啓がクーデターを起こした。
かつてあんなに冷遇され追われるように都を去ったのに、結局幼い皇帝から請われ平旌は出陣を決意するのだ・・・。
軍も兵も持たない平旌が長林の名を掲げると、次々に呼応する声が上がりやがて大群となり都を攻め皇帝を助け出す。
讒言を聞き入れ忠臣を見分けられなかった皇帝も悪いのだけど、せっかく平和に暮らしていた平旌もやはり主を捨てられなかったのだ。
無事に事件も収まり、都に残ってほしいという皇帝の嘆願を振り切り、平旌は林けいの元に帰っていくのだった。
やっとホッとした。
時代劇にはめずらしく親子・兄弟など家族の情愛を豊に描いて本当に面白くて感動した。

スポンサーサイト
プロフィール

chiruko

Author:chiruko
FC2ブログへようこそ!

カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
ペンギンジャンプ
今日の誕生石
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR